リスペクトの誤解

    投稿日:2012-12-05投稿者:

    フローマインド事務局遠藤です。

    思いやりは大切だよ。とか

    人に優しくしなさいね。とかいう

    言葉は親からよく聞かされ、

    また、親の立場になっても子供たちに

    言っている言葉だと思います。

    なぜ、そうするべき?とまではあまり

    語られないのではないかと思います。

    そんなことを今日は少し考えてみませんか。

    フロー語録21。

    <リスペクトは尊敬と違う!>

    リスペクトという英語は日本でもすでに

    馴染みの英語なのでほとんどどの人は

    聞いたことのある言葉のはずです。

    どのような意味だと捉えているでしょうか?

    通常の日本語訳は尊敬するとなります。

    しかし、ライフスキル脳として使う場合は

    尊敬というよりも尊重する方が近いと思います。

    人の生きる尊厳を認め、どんな人もその存在を

    認めるというような感じです。

    わたしはもっとわかりやすい言葉として、

    “思いやり”だと考えています。

    リスペクトされて思いやりを持って

    接してもらい、嬉しくない人はいないでしょう。

    しかし、相手のためとばかり考えて思いやりを

    持とうとすると相手に心を持っていかれてしまいます。

    相手に思いやりを持つのは大事ですが、

    思いやりを持つに値するかなど認知脳が相手を

    評価してしまいたくなり、思いやりを持つことが

    難しくなるのです。

    思いやりを持って生きるかどうかは

    その方が自分自身の気分がいいか

    どうかで決めましょう。

    すなわち、

    フロー状態に傾くかどうかで判断してみるのです。

    リスペクトの考えで日々生きている自分、

    思いやりを持って生きている自分と

    そうじゃない自分を想像してみてください。

    どちらの方が自分らしく揺らがず・囚われず

    フローな気分で生きているでしょうか?

    相手の立場や評価から離れて、

    ただただ自分のためにリスペクトして

    生きることがライフスキルなのです。

    したがって、尊敬とは違う意味合いになります。

    尊敬とは尊敬する部分を相手に見出して、

    目上の人を尊敬するようにそこに優劣感が

    生じている感じです。

    どんな人も尊敬はできないかもしれませんが、

    いつでもどこでもリスペクト“思いやり”を

    自分のために持っていきることは可能でしょう。

     

     

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