理不尽な評価

    投稿日:2014-11-03投稿者:

    「誤審」

    スポーツの大会では
    何かと問題になるこの誤審ですが、
    パフォーマンスの高い選手は、
    この審判の判断に対して
    どう向き合っていると思いますか?

     

    おはようございます。
    スポーツドクターの辻秀一です。

    審判のジャッジは、選手のみならず
    観客やメディアをも巻き込み
    心に揺らぎやとらわれを生み出します。

    疑わしい判定や、明らかにおかしい判定、
    買収されているのではとすら感じる判定を
    見聞きしたことがあるかもしれません。

     

    スポーツの世界に限らず、
    ビジネスの現場でも、
    理不尽だ、不公平だと感じることは
    たくさんあるでしょう。

    同じ努力をしている、
    成果も同じように出している
    なのに同じように評価されない。

    誰よりも頑張っても、
    なぜか他の人の方が評価が高い。

    このように感じることが
    あるかもしれません。

     

    ですが、誤審にしろ、理不尽な評価にしろ、
    それに抗議するかどうかの判断とは別に、
    自分の心がノンフローになっていないかどうかを
    チェックする目を養わなければ、
    パフォーマンスは下がってしまいます。

    高いパフォーマンスを発揮する選手は、
    疑わしい判定や微妙なジャッジに対して
    イライラや不満の感情に振り回されるのではなく、
    自分の心は自分で決めようとします。

    そしてすぐに自分が次に行うべきプレーに
    集中しようと心を切り替えます。

     

    心を整えた結果、抗議した方が適切だと
    判断することもあるかもしれません。

    ですが、ノンフローで判断し抗議するのと、
    心をフローにしてから判断し抗議するのとでは、
    その後の試合への集中力やパフォーマンスにも
    差が生まれてしまいます。

    いかなる判断、行動も、
    心がノンフローのままで行うと、
    良い結果は得られません。

    それは思考力や判断力、なども含めた
    あらゆるパフォーマンスが、
    うまく発揮されていないからです。

     

    あなたも人生の中で、理不尽に感じたり、
    納得のいかない出来事に相対することが
    これからもあるでしょう。

    ですが、あなたをノンフローにする
    それらの出来事は、ほとんどの場合
    自分ではどうにもできないものばかりです。

    コントロールできないものに、
    思考を突っ込んだままでは、
    心は揺らぎやとらわればかりになり、
    ノンフロー状態から抜け出せません。

    そして、パフォーマンスの質は落ち、
    もっと納得のいかない結果を
    自ら招き寄せることになるかもしれません。

     

    まず心を整えることは、
    あなたが自分自身でできることです。

    自分に変えられることにフォーカスし、
    自分のパフォーマンスの質を
    最大限に発揮することに努めましょう。

     

     

    P.S.
    この心を整えるスキルを身に付ければ、
    今後どんな困難に出会っても、
    あなたは自らの力でそれを乗り越えていけるでしょう・・・

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