いっぱいなんてない?

    投稿日:2012-10-18投稿者:

    10月18日

    こんにちは。スポーツドクター辻秀一です。

    わたしがしばしば述べている「ライフスキルを新しく加える」とは、
    どういう感覚かという質問をいただくことがよくあります。

    もともとあるあなたの思考を変えることでしょうか?

    それはかなり難しいことです。

    したがって感覚的には、増やすなんです。
    自分の図書館の棚が増えていく感じなんですね。

     
    その図書館に入ろうとする新しい本は、過去に培った整合性に
    全部当てはまるものばかりでなくてもいい。

    自分の中の図書館の棚が多くて、
    いろいろな種類があっていいと思います。

    つまり、今ある本(思考)を捨てなくてもいいです。

    また、新たな本を入れる時に、すでに自分の中にある
    どこかにジャンルに分けなくていいです。

    今の脳の本棚がとても小さいから
    すぐ満杯になってしまう感覚なんでしょうね。だから入らない。

    わたしの感覚からすると、せまい本棚をやりくりするのではなく、
    新しい棚を作ってそこに新しい本を入れればいいという感じなんです。

    自分の脳を信じてみましょう。
    実は脳はむちゃくちゃ入る本棚ですから。

    意識している部分はほんのわずかで、満杯なんてないんですよ。
    全然、、、

    新しいことをやったら、その分だけどんどん入っていくんですよ。

    例えば、今からわたしたちがイタリアに住めば、
    イタリア語が話せるようになります。

    今からでもピアノを毎日弾いていたら、
    ピアノが弾けるようになります。

    ピアノを弾くための指が動くような仕組みが
    脳の中にインストールされるんです。

    はっきり言って。もう遅いなんてありません。

    みんなそれを「体で覚える」と俗に言っていますが、
    運動もすべては脳が覚えていることです。
    脳が体を動かすわけですから。

    体を動かす脳もあれば、口を動かす脳もあれば、
    指を動かす脳もあれば、心を動かす脳もあるんですよ。

    いろいろなものを動かす脳にただ新しい棚を
    つくって入れておいたら、便利じゃないですか。
    という感覚なんですよね。

    心を動かす脳の新しい棚に入る最新の本がライフスキル。

    今もうすでにいっぱいいっぱいだから、
    何かを減らさないといけないと思っているようですが

    いっぱいいっぱいなのは、その時の心の状態を
    脳がいっぱいいっぱいと感じているだけです。

    脳にはいっぱいいっぱいなんてことはないのです。

    いっぱいいっぱいは意味づけ。
    新しいことを意識して体感していくと新しい思考が
    シナプスとして形成され、そこの枠が広がります。

    今わたしからあなたへ手渡している
    このライフスキルという書物は、

    目的を言えば、自分の心の状態を今までと
    違った方法で自らつくるメソッド。

    これを入れる新しい棚を作り、そこにこのライフスキルという
    本を入れていく感じですね。

    あなたは気づいていませんが、あなたの脳の棚はまだまだ入ります。

    今まで培ったものはそれはそれで大事にしておいて
    新たに増やす感覚でトライしてみてはいかがですか?

    ありがとうございます。

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