このコメントはまさにっ!

    投稿日:2014-03-13投稿者:

    「あのときは周りで何が起こっているかなど
    まったく関係なく、ただただ集中していました。

    でも、何かリラックスもしていたんですよね。」

     

    こんにちは。
    スポーツドクターの辻秀一です。

    このコメントは、女子サッカーの
    熊谷紗希選手のコメントです。

     

    なでしこジャパンが世界一になったときの
    サッカー女子ワールドカップ。

    アメリカ戦で優勝を決める
    最後の PK を放った選手です。

    そして、その時のことをマスコミから聞かれ
    彼女が述べたコメントがこれです。

     

    これはまさにフローな状態です。

    もしかしたら、フローの究極な状態、
    ゾーンに近いかもしれません。

    自分自身のパフォーマンスが最高潮に
    発揮されている状態です。

     

    このコメントはとても印象的でしたが、
    特に注目したいのは、最後の言葉です。

     

    何と彼女はリラックスしていたと言うのです。

     

    どうでしょうか?

    あなたは何かに集中しようとしたときや、
    ここぞという場面でリラックスできるでしょうか?

    多くの人は、このような場面では
    緊張してこわばってしまいます。

    仮に集中していたとしても、
    緊張もしているのです。

    しかし、フローな状態は違います。
    集中とリラックスが共存しているのです。

     

    実際、以前テレビ朝日の
    「報道ステーション」という番組に
    出演させて頂いたときも、
    この集中とリラックスの共存を
    実際に目の当たりにしました。

    その時はレスリングの
    吉田沙保里選手の強さの秘密を
    解明しようという企画でした。

    実際に試合をしてもらい
    脳波を計測したのです。

    相手選手も実績ある方で、
    同様に脳波を計測しました。

     

    すると、相手選手は集中力が増すと、
    リラックスを示す脳波が見られなく
    なっていったのに対して、

    吉田選手は集中を示す脳波とともに、
    リラックスを示す脳波も見られたのです。

    つまり、このような集中とリラックスが
    共存している状態こそがフローであり、
    自分のパフォーマンスが発揮できる
    心の在り方なのです。

     

    どうすれば、このような
    状態になれるのでしょうか?

    そのためには、ライフスキル脳という、
    新しい脳を使えるようになる必要があります。

    新しい脳とは言っていますが、
    原始の時代、人間誰しもが持っていたと
    考えられる、古い脳でもあります。

    それが、文明の発達とともに
    働きにくくなっているのです。

     

    ですが、無くなったわけではありません。
    誰しも持っています。訓練すれば、
    また使えるようになるのです。

    そして、この脳が働く時間が増えれば増えるほど
    人生の一瞬一瞬に深く没頭し、質の高い、そして
    楽しい時間を過ごすことができるようになるのです。

     

    人生の充実はフローとともにあります。

    ぜひ、フローを生み出すライフスキル脳を
    身に付けっていって欲しいと思います。

     

     

    P.S.
    ライフスキル脳を身に付けるには
    このプログラムを試してみてください…

    コメント




ページの先頭へ