やる気を削ぐNGワード

    投稿日:2014-03-20投稿者:

    「まだ企画書仕上げてないのか!?」
    「今まで何をしていたんだ!」

     

    こんにちは。
    スポーツドクターの辻秀一です。

     

    今まさにやろうとしていた時に、
    上司からこのように言われると
    一気にやる気が無くなっていきます。

    宿題をしていない子どもに
    「早く宿題しなさい!」と言うと、
    「今からしようと思ってたんだよ!」
    と言われた経験はないでしょうか?

    そして、「やろうと思ってたのに…」
    「やる気がなくなった」と
    文句を言われたことはないでしょうか?

     

    わたしたちは、人からこのように言われると、
    やる気がなくなっていきます。

    同様に、このような指導・指示の仕方では
    部下やメンバーのやる気を削いでしまう
    結果になってしまいます。

     

    なぜ、このようになってしまうのでしょうか?

    それは、人はその場の出来事、状況だけで
    判断されるのが嫌だからです。

    逆に言うと、見通してほしいと
    思って生きています。

     

    見通すとはすなわち、
    時間軸を持って人を見る
    ということです。

    時間軸を持って人を見ると、
    そこには必ず「変化」というものが
    見えてくるはずです。

    人は誰しも、その変化を見てほしいと
    そう思っているのです。

     

    一方で、人のやる気を削ぐような人は、
    その場の状況や結果でしか人を
    見ることができません。

    「企画書が出来ていない」
    というその時点の状況のみで、
    相手を判断してしまいます。

    今の状況になっているプロセスを
    見ようとしない、知ろうとしないのです。

     

    このような見方をしていては、
    相手はノンフローになってしまいます。

    やる気がなくなり、パフォーマンスが落ちるので、
    仕事のペースが落ちたり、クオリティが低下したりして、
    結局良い企画書をつくってくることはないでしょう。

    そして、企画書が上がってきても、
    「なんなんだこの出来は!」と
    プロセスを見ること無く結果だけを見て評価し、
    相手をどんどんノンフローにしていくのです。

     

    このような指導をしていては、
    いつまで経ってもよい企画書が
    上がってくることはありません。

    相手をフローに導いて、
    質の高い仕事ができるように
    フォローしてあげることはできません。

     

    もし、あなたが周りをフローにして、
    相手本来の能力を引き出したいと思っているなら、
    相手の変化を見るようにしましょう。

    時間の幅を持って相手の変化を見るのです。

     

    ただ、これを実践しようと思うと、
    結局自分自身がフローでないと
    できないということにも気付くと思います。

    ノンフローでは結果ばかりを見てしまいます。
    ライフスキルが高く、フローな自分でいなければ、
    相手を見通してあげることはなかなか難しいのです。

     

    ぜひ、相手を見通してあげると考える一方で、
    自分自身のライフスキルも、
    より磨いていってほしいと思います。

     

     

    P.S.
    相手をフローにする方法、
    そして自分をフローにする方法、
    その秘訣をこちらで語っています・・・

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