[質問]辻先生はノンフローにならないの?

    投稿日:2014-05-15投稿者:

    おはようございます。
    スポーツドクターの辻秀一です。

     

    「辻先生は、イライラしたり
    しないのでしょうか?」

    「いつもごきげんなんでしょうか?」

    「とらわれたりしないのですか?」

     

    わたしはこのような質問を
    頂くことがよくあります。

    わたしが、フローやごきげんについて
    教えているので、それを教えている先生だから
    きっといつもフローなんだろう。
    きっといつもごきげんなんだろう。

    このようなイメージを持たれているようです。

     

    しかし、それは誤解です。
    わたしも、ノンフローになることもありますし、
    ふきげんになることもあります。

    不安になったりイライラしたり、
    面倒だなと思うことも当然のようにあります。

    むしろ、ライフスキルのトレーニングをしていると、
    自分の気持ちや感情に気付きやすくなるので、
    感情を無視して対処しようとしている人より
    ノンフローになる頻度も多いのではないかと思います。

    ですが、その度にライフスキルが働き、
    フローへ傾かせようとするので、
    頻度は多くてもノンフローな時間は短いのです。

     

    多くの人は、ノンフローな状態、
    すなわちイライラしたりふきげんだったり
    ストレスを抱えている状態は
    「最悪な状態だ」という意味を付けているので、
    なんとかそこから脱出しようとします。

    できることなら、そんな状況には
    なりたくない、ならないようにしたいと
    考えています。

    しかし、わたしたちをノンフローにする要因の
    ほとんどが、自分ではコントロールできない
    外側に存在しています。

    かつ、人には認知の脳がありますので、
    どうしても揺らぎやとらわれやは
    生じてしまうのです。

    悟りの境地にでも達しない限りは……

     

    あなたが悟りの境地を目指しているなら、
    わたしはお役に立てそうにありませんが、

    ただ、より良く生きたい。
    自分らしく生きたい。
    人生を謳歌したい。

    と考えているなら、
    ノンフローになりつつも、
    それを素早くフローへと切り替える
    そんなスキルを持っていることが
    とても大切なのです。

     

    人生には自分ではどうしよもない事、
    突然の悲劇、試練、困難な状況などが
    起ることは間違いありません。

    そのような状況にしっかりと向き合い、
    ライフスキルを総動員して
    乗り越えていくことが
    まさに生きるということなのではないでしょうか?

     

     

    P.S.
    ノンフローになるような現実にもしっかり向き合い、
    それでも自分の心を保ちながら、
    最高のパフォーマンスを出していくには、
    この脳の使い方が必要です

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