プラス思考が得意な人、苦手な人

    投稿日:2014-07-31投稿者:

    おはようございます。
    スポーツドクターの辻秀一です。

     

    あなたはポジティブシンキングが
    できる人でしょうか?

    ポジティブシンキング、
    いわゆるプラス思考ができるかどうかは、
    遺伝的な要因が強いと言います。

    そして、日本人はその遺伝子が
    少ないそうです。

    あなたがいつでも物事を
    プラスに捉えることができるなら、
    もしかしたらその素質が
    もともと備わっていたのかもしれません。

     

    ですが、ほとんどの人は
    元からプラス思考だったわけではなく、
    プラス思考が良いと聞いたから、
    プラス思考になろうと
    思ったのではないでしょうか?

    本当はマイナスに感じたことも、
    ネガティブに捉えたことも、
    ポジティブに捉え直そうとするのが
    プラス思考です。

    コップに半分の水が入っているのを
    半分「しか」入っていないと考えるのか、
    半分「も」入っていると考えるのか、

    プラス思考では「半分もある」と
    思おうとするわけです。

     

    しかし、そう思おうとしている時点で、
    本当は「半分しかない」と思ったわけです。

    はじめから「半分もある」と思った人は、
    プラス思考をしなければ! とは思わないのです。

    元からプラス思考ではない人が、
    無理やりプラス思考をしようとすると、
    どうしても自分にウソがあるため、
    だんだんと苦しくなってしまいます。

    別にプラス思考が悪いと言っている
    わけではありませんが、
    そういうものなのだということを
    知っておいた方がいいでしょう。

     

    プラス思考という考え方は
    海外から入ってきたものです。

    それが日本人に合うかどうかは、
    正直疑問があります。

    日本人はどちらかといえば、
    物事のありのままを受け入れる、
    という考え方です。

    プラスだろうとマイナスだろうと、
    ありのままを受け入れるのです。

     

    ライフスキル的に表現すれば、
    「意味なんてついてないし」です。

    ネガティブに感じたのなら、
    ネガティブのまま感じて
    いいのではないでしょうか?

    ただし、それはあくまでも
    本来意味の付いていないものに
    自分がネガティブな意味を付けた結果だ
    ということには気付く必要があります。

    しかし、それに気付けば、
    ネガティブな感情を抱いても、
    それを引きずることはありません。

    そして、行動として何をすべきか、
    がクリアに見えてくるはずです。

     

    感情をコントロールしようとするのも、
    また欧米的な発想です。

    コントロールしようと思っても、
    コントロールできるものではありません。

    ただ受け入れてください。

    感情に気づき、
    その時付けた意味に気付いてください。

    たったそれだけのシンプルな気づきで、
    あなたの行動の質は変わっていくのです。

     

    P.S.
    気付きのスキルはトレーニングによって
    身につけることができます。

    このスキルを身につけることで、
    今何をすべきかがはっきりとし、
    行動の質が上がっていくのです。

    そのトレーニング方法はこちらです……

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