店内に響き渡る一言…

    投稿日:2014-10-22投稿者:

    先日、仕事帰りに夕食を食べようと
    定食屋さんに行った時のことです。

    何組か家族連れもいたんですが、
    その内の一組に、3 ~ 4 歳くらいの
    女の子がいました。

    店全体を見ても、ほとんどのその子しか
    しゃべってないんじゃないか!?
    というくらい、ひっきりなしに
    しゃべっています。

    子どもってほんとよくしゃべりますよね。

     

    わたしは店の入口に近い
    カウンター席に座っていました。

    それで、注文した料理が運ばれてきたころ、
    その家族連れがぞろぞろ、
    店を後にしようと入口の方へと歩いてきたんです。

    そしたら、その女の子が大きな声で
    「ごちそうさまでした!」と言ったんです。

    店内全体に響き渡るくらい大きな声で。

     

    正直びっくりしました。
    そんな大きな声ごちそうさまなんて、
    今じゃ恥ずかしくてとても言えません。

    大きな声でなくても、今となっては
    中々外食でごちそうさまを
    言うこともないな……と感じたのです。

    特にそこは先に食券を買うシステムの店なので、
    店を出る時にお会計をすることもありません。

    食べ終わったら勝手に出て行けばいいんです。

    なので、ごちそうさまを言う対象、
    つまり店員さんが常に出口に
    いるわけでもありません。

    なのでたぶんその子も、誰か特定の店員さんに
    ごちそうさまと言ったのではなく、
    なんとなく店全体に言ったのだと思います。

    それってつまり、特定の誰か
    という対象とは関係なく
    ごちそうさまを言ったってことです。

     

    これはライフスキルが高くないと
    中々できないことじゃないかと思います。

    ついつい、わたしたちは
    対象を求めてしまいます。

    ごちそうさまを言う対象、
    いただきますを言う対象、
    ありがとうを言う対象、

    何を言うにしても、それは
    誰か対象がいて、そして
    “それを言うに十分な理由”があって
    言葉にするというパターンが
    しみついてしまっています。

     

    何の理由もなく、「ごちそうさま」とか
    「ありがとう」と言えればいいんですが、
    ついつい、料理が出て来るのが遅かったし、、、
    価格の割には味が微妙だったし、、、
    店員さん愛想無かったし、、、
    と、それを言うに値しない理由を
    考えてしまいます。

    家族間でも当たり前のようにありますよね?
    仕事上の人間関係でもありますよね?

    例えばライフスキルの「感謝」などは、
    外側に理由なく「ありがたいと考える」、
    そんなスキルですから、感謝する理由を
    いちいち探す必要はないんです。

    このような、外側に理由を求めずに
    自分の心のために思考することが、
    自分の心をフローに傾ける
    大切なことなんですね。

     

    ― フローマインド事務局

     

     

    P.S.
    心をフローに傾ける
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