ノンフローの原因

    投稿日:2014-11-10投稿者:

    おはようございます。
    スポーツドクターの辻秀一です。

     

    あなたにとって
    遠いところはどこでしょうか?

    東京でしょうか?
    大阪でしょうか?
    それとも北海道でしょうか?

    私がワークショップや講演会などで、
    参加者の方々にこのような質問をすると、
    当然様々な答えが返ってきます。

    みなさんそれぞれ
    住んでいる場所が違いますから、
    東京に住んでいる方だと、
    静岡とか広島とか福岡とか、
    ニューヨークという人もいます。

     

    例えば、「広島」と答えた人がいたら
    その人はどこから遠いという
    意味を付けたのでしょうか?

    神戸は遠いのでしょうか、
    遠くないのでしょうか?

    大阪は遠いのでしょうか、
    遠くないのでしょうか?

    広島の 1 キロ手前の町は
    遠いのでしょうか、遠くないのでしょうか?

     

    このような問いかけに
    明確に答えられる人はいません。
    「遠い」とか「近い」というのは
    とても曖昧なものだからです。

    どこからが遠くて、
    どこからが近いのでしょうか?

    皆さんなんとなく
    適当に判断しているだけです。

     

    同じように時間についても、
    「早い」や「遅い」ということを
    勝手に意味付けしています。

    朝何時に起きるのが早いでしょうか?
    6 時ですか? 5 時ですか?
    それとも 8 時でしょうか?

    これも当然人それぞれで、
    5 時に起きるのを早いと感じる人が、
    8 時に起きるのを早いと感じる人を見ると、
    何を言っているのか? と
    共感することはできないでしょう。

    これら「早い」「遅い」も、
    自分が勝手に付けた意味なので
    とても曖昧です。

     

    私たちは、曖昧なことへの意味付けにより、
    すぐにノンフローになってしまいます。

    出張先が「遠い」と意味を付けることで、
    「嫌だな……、面倒だな……」と
    ノンフローな感情が現れるでしょう。

    朝が「早い」と意味を付けても、
    同じようにノンフローな感情が
    現れると思います。

    しかし、本来は遠いとか近いなどの
    意味の付いていないものに
    意味を付けているだけなのです。

     

    あなたも日常生活の中で、
    バンバン意味付けを行っているでしょう。

    もうひっきりなしです。
    休まることはありません。
    常に意味付けをしています。

    この意味付けが私たちを
    ノンフローにしてしまう
    原因だということを
    まずは知って頂きたいと思います。

     

     

    P.S.
    ノンフローな時間を減らすには、
    知識を得て、次は実践です。
    そのためにはこれを試してみてください・・・

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